一夜明けて
え?何?
・・・・・・・・これはどう言う事だろう?
何をどうしたらこうなるわけ?
あたしは自分の前に回されている太い腕を見て心のそこからそう思った。
背中にはぬくもり
耳元には吐息
あまりに突拍子もない事態なのにあたしの頭はクリアだった。
しっかり握られている両手のせいだったかもしれない。
後ろから直に伝わってくる心臓の音のせいかもしれない。
いや、一番は昨日の告白か・・・・・・・。
「・・・・昨日のほうが急だったわね、まだ」
「そんな事言われてもなぁ」
・・・・ぞくっ
おねがひ・・・・・・・・耳元でしゃべらないで・・・・・。
しっしかし!これで流されちゃいけないわ!
「ねぇ、ガウリイ?」
「ん?」
ぞくぞくっ・・・・・・
耳はや〜め〜て〜!
鳥肌が立つような感覚から逃げつつ、あたしは気をしっかり持つ。
がんばれリナちゃん!!
「・・・ど・・・どうしてこうなったのか教えてくれる?」
「なぁんだ、そんな事気にすんなよ」
「・・・・ねぇ、せめてあたしの手は離さない?」
「いや♪」
「それじゃぁ昨日の返事はなかった事に・・・」
「だめ♪」
・・・・・・・ぷちっ
「だったらなんであたしが寝てるあいだにベットに入ってきて思いっきり抱きしめながら寝てんのかお・し・え・てっ!!」
「気にすんなって♪」
「気にするわ、くらげ〜!!!!」
ある晴れた日の朝。
それはとある夜が明けて世界が変わったはじめての朝だった。
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