サイレンナイト??
「あたしはやまったかなぁ、もしかして」
「なにが?」
「いやぁ、どうしようもないばかと結婚しちゃったな〜って」
おかげでこんなにかわいい子供が生まれたけどさ。
ふわっふわの金髪。
色はガウリイだけど髪質はほぼあたし譲り。
そして時折見える紅い瞳。
大きくなったらとんでもなくもてるんじゃないか?
別に親ばかってわけじゃないけど、本当にそう思える。
なんてったってガウリイとあたしの子だし♪
目元は・・・・・・う〜ん、ガウリイ寄りかなぁ。
でもガウリイより少しぱっちりした目よね。
じーっと観察していたらガウリイにもって行かれてしまった。
「おかげでこんなにかわいい子が生まれたじゃないか、なぁ♪」
「脳みそがくらげじゃないといいけどね・・・・・・」
「そっ・・・・・・それは・・・・」
「くすっ、嘘。あたしに似てきっと天才美少年になるわ」
「あたしに似てっておいおい。それよりそろそろ寝るか?」
「そーね、寝られるうちに寝ておかないとまた集合かかるし」
ガウリイに抱かれてぐっすりと眠っているサイレンのほっぺを指でつついて二人して笑った。
いつもこんな調子。
笑わない日はない。
朝だって昼だって夜だって、サイレンが鳴ればみんな集まる。
そして笑う。
大きくなったらまた違う大変さが増えるんだろうけど、きっとこれは変わらない。
「やっぱり顔を見てると笑っちゃうよな」
「あんたのは、にやけてるって言うのよ」
「そぉ〜か?」
「そぉ〜よ」
「それじゃぁずっとにやけていたいな」
「そうね、ずっといつまでも笑ってるわ」
「お前も一緒だぞ」
腕の中の子供に軽くキスを送るガウリイ。
それを見ていたあたしにもキス。
しかし軽くではなくふかく・・・・・・・。
「・・・・・・・・っちょっと!!」
「リナっていつまでたっても慣れないよなぁ」
「うっ、うるさいわね」
「そうそう、朝起きたときだって俺が上半身裸だと赤くなるし?」
にやっと笑って言う。
くっそぉ!!ガウリイが抱いていなかったら遠慮なくふっとばしたのに!!
「ほらまた赤いぞ?」
「言われなくったって自分でわかってるって!」
「ぷっ、言われれば言われるほど赤くなるよな」
「わかってるなら言うな、くらげ!!」
「いやぁ、かわいいから。見ないと損だろ?」
くっくっくと笑いをこらえて言われたって嬉しくなんかないわよ。
あぁ〜、もう!!くやしい!!
「あたし先に寝てるわよ!!おやすみっ!!」
ガウリイの腕からそ〜っと奪い返して、あたしは呪文を唱えた。
「レビテーション!!」
「あっ!こら〜!!!」
そのまま二階の寝室へ着地。
かわいいわが子をベビーベットにそっと寝かせて、窓のカギを閉めて、あたし一人じゃ大きすぎるベットのまんなかに転がって目を閉じた。
慌ててあがってくる足音が聞こえるけどし〜らない。
「おやすみ、明日も元気に泣いてね」
とりあえず騒がしいサイレンナイトは今日も無事終了。
明日も明後日も我が家のサイレンは元気いっぱい泣いて集合をかける。
そのたびにあたしもガウリイもきっと笑う。
ずっと、ずっと。
そのままあたしは夢の中へとおちた・・・・・・・・・。
「ったく、まんなかで寝るなよな〜」
家のカギを全て閉めて、寝室へ戻ったときにはリナは寝ていた。
真中で寝ているリナをどかす事も出来ずに、仕方なく端で寝ることにしたらしい。
いつものように頭にぽんぽんっと手をやってにっこり。
「今日もお疲れ、隊長」
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