特別な夜に

てってってってって
スタスタスタスタスタスタスタ
月明かりしかない田舎の街道に、二つの影が伸びる。
小さな影が一瞬止まり、くるりと振り向いた。
「・・・・・・・お〜い、ガウリイ?」
向いた先にはなにやらまじめな顔ですたすたと歩く金髪男。
見栄えはいいが中身は空っぽとか言ううわさが・・・・・・・。
そんなくらげが珍しく考え込みながらゆっくりと歩く姿にリナは首をかしげる。
(一体なにかんがえてるんだ、このくらげは)
心の中でぼやきつつも、邪魔をしないようにあまり話しかけていない。
さすがに歩くペースが遅すぎるので話しかけたが案の定返事はなかった。
ほ〜んのちょっぴりかちんときたリナちゃん。
そぉ〜んなリナのとった行動は・・・・・・・。
てってってって
すぱこ〜ん!!!!
「・・・・って〜!!どっから出したんだそのスリッパは!!」
「ふっ!そんなの秘密に決まってるじゃない」
胸を張って答えるリナにガウリイは少しバカにしたような視線を胸に送った。
もちろん再びカチンときちゃったリナちゃん。
ここでお約束の♪
スパパパパ〜ン!!!
スリッパ連打の舞。
月夜で踊る舞はなにであっても美しい、とスリッパに頬擦りしつつ満面の笑みのリナ。
もちろん口に出してないから聞こえるはずないのだがガウリイが否定の顔をする。
顔中でそんなわけないと物語っているのだが、リナは無視。
叩かれた頭をさするガウリイを放って、先を行ってしまった。
「ちょっと!りな〜」
「ずっと考えてれば〜」
「え?あぁ、たいしたことじゃないよ」
「ふ〜ん?」
スタスタスタスタ
「待てってば!」
そう言ってぐいっとリナの腕をつかんで自分の方を向かせた。
鋭い視線と困った視線が交差する。
ふいっと先にそらしたのは鋭い視線。
「すねるなって・・・・・」
「誰が!!」
「こうやって二人で歩いてるとさ」
「はい?」
急に振られた話に思わず戸惑う。
話よりなにより戸惑わせているのは数度しか見てない真面目な瞳かもしれない。
少し恥ずかしくなって、視線をそらしたり戻したり・・・・・・・。
「まぁ、聞けって」
ぽんぽんと軽く頭に手を置かれ、ふっと力が抜けた。
さっきからつかまれたままの腕が気にならないこともないのだが、なぜか今夜は受け入れられた。
そう、今夜は特別。
いつもとは違う夜だからかもしれない。
今日は素直に何でも言えると二人ともが思っていた。
泳いでいた視線がガウリイとぶつかったとき、今度はそらす事が出来なくなった。
なにかを言いかけて唇を開く。
同時に出た二人の言葉は・・・・。
『おぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜っ!!!』
瞬時に反転した二人の前にはなにやら嫌な感じの液体が広がった。
「おえ〜っ、げほっげほ」
「うげぇ〜っ!っう・・・・・・・・・・」
「リナァ〜、だいじょう〜ぶかぁ〜?」
「あ・・・あんらこそっ」
「久しぶりに吐いたな、俺」
「はいらころなんれらいわよ!!」
「吐いた事なんてないわよ、と言っているんだよこいつ」
「られに・・・・・・・・誰に向かっていっれんのよ!!」
言い直したのにまだろれつがまわっていないらしい。
ちなみにガウリイ君はそこらへんに立っている地蔵に向かって話しかけていたりするのだが・・・・。
二人が宿に着くのは程遠くなりそうだった・・・・・・。

今夜は特別な夜。
だってべろんべろんに酔っちゃったのだから・・・・・・・。

なぁ〜んかまたあほなもの書いたな、あたし・・・・・。
結局それかいっ!?って感じですね。
ちなみにあたしはまだろれつが回らなくなるほどまで酔った事ないです。
歩くのが辛いな〜ってことはあったけど別にまっすぐ歩けたし〜♪
ちょ〜っと笑いが止まらなくなってくるぐらいかなぁ。
あとは〜・・・・・・あ!一気のみを始めるかも...(o_ _)/[壁]
で、でも!つぶれた事ないですよ!!えぇ、つぶれた事はない!!
吐いた事もないし!!顔も赤くならないし・・・・酔ってるって気づかれない。
感想、苦情などがあったら掲示板かメール下さい♪