call

あたしの目の前で鳥がおちた。
なにかに撃たれたらしい、大空を羽ばたいていたその大きな翼は逆に折れ曲がって、綺麗な羽は無残に散っている。
ばさっ!
そこに一回り小さい鳥が舞い降りた。
「・・・・何を?」
思わずとりに尋ねるあたし。
次の行動が読めたからか、なるたけ軽蔑するような調子で。
・・・・・・・やはり当った。
その鳥は死んだ鳥の周りをよちよちと歩いたのだ。
懸命に相棒の首を持ち上げようと、首の下にくちばしを挟んでは口をあける。
「キューイ・・・・・・・キューイ・・・・」
「呼んでるの?」
もちろん鳥は答えなんてくれない。
ひたすら死んだ鳥の周りを回った。
「キューイ!」
「・・・・・無駄なのよ」
「キューイ!!キューイ!!」
「やめて!やめて!もう無駄なの!!」
「キュッ!キュイキュ!!キュー!!」
あたしは耳をふさいだ。
それでも目は離せなかった。
「キューイ!」
ぴくっ・・・・・
「え・・・・?」
動いた。今確かに動いたのだ。
幻覚なんかではない。
リナの胸に再び愚かな期待が舞い戻る。
呼べば戻ってくるの?
信じればまた笑ってくれるの?
あたしは急いで腕の中のモノを抱きしめた。
「ガウリイ?」
まだ足りない。
もっと呼ばなきゃ、もっともっと。
「ガウリイ!本当は起きてるんでしょう?ねぇ」
だって鳥だって起きたもの。
ガウリイだって起きるわ。
ぎゅっと抱きしめて声を張り上げる。
「ねぇ、ガウリイ!!ガウリイ!!ねぇっ!!」

「キューイ・・・・・・」
段々と力尽きて行く大きな鳥を前になすすべもなかった。
周りを回っている足取りも少しずつ重くなっていく。
もうピクリとも動かない。
何を思ったのか、一度だけ強くくちばしにかみついた。
「キュイ」
小さく鳴いて、その鳥は空へと戻っていった。
「あきらめるのね。あたしは嫌よ、もっと呼ぶの」
腕の中のものはすでにただの肉と化しているのに、リナはそう言い放った。
「ガウリイ、ねぇガウリイ」
リナはずっと呼びつづける・・・・・。

あっはっは、暗いですねぇこれはまた。
入院中だったからか、絶食中だったからか・・・・・・。
とにかく暗い、珍しくガウリイ殺してるしねぇ( ̄Δ ̄;)
入院中にかいたもう一つの方は暗くないんだけどなぁ。
っていうか明るい話です、安心してください!!暗い話で攻めませんから♪