願い事一つだけ・・・

「もしも、もしもよ?」
たしか昨日リナはこんな事を言っていた。
そう、珍しく女の子の顔をしていたんだ。
いつもの不適な笑みではなく、ふんわりと笑うリナ。
そのかわいらしい口からはこんな言葉が出てきた。
「たった一つだけ願いがかなったらなにがいい?」
リナとずっと一緒にいる、と答えて困らせようとも思ったけどその貴重な笑顔を崩したくなくて俺はどうしようかなとだけ答えた。
案の定笑顔を崩さずに微笑みつづけたリナ。
「ほんとくらげなんだから」
そう言って腕の中へ潜ると、すぐに寝いってしまった。
まだおやすみって言ってなかったのに・・・・・。
心の中で愚痴ったが腕の中のぬくもりに負けて俺もすぐに目を閉じる。
「まぁ、いっか」

「いてっ!」
夜が明けてすぐ、何かに蹴られて俺は目を覚ました。
「あ・・・・・・・・布団取られてるし、りなぁ〜・・・・・」
どうりで身体が冷えている。
もちろん誰かさんの頭が乗っている腕だけはぽっかぽか。
ちょっとだけ悪戯がしたくなって鼻をつまんだ。
「・・・・・・・うむ・・・・・・むむむむ・・・・・・」
おかしな寝息をたてる・・・・。
ついついおもしろくなってしまい口もふさいだ。
「・・・・・・・・・むぐっ!?・・・・・・・・ん〜!!!!」
「おはよう♪」
すぱぁ〜ん!!!!
「おはようじゃないわよ!!なんであんたは毎朝毎朝人を殺そうとすんの!」
人を殺そうとなんて人聞きが悪い・・・・・・・。
かわいいかわいいリナに悪戯をしたくなっただけなのに・・・・・・。
口では言ってないのにどうやら目線で伝わってしまったらしい。
再びスリッパをかまえられた。
朝から二発はごめんだ。
両手の自由を奪って、俺は強行作戦に出た。
「りな、目閉じて〜♪」
うちゅう〜っ!!
「・・うぅぅ〜!!!!!」
ばたばたする足も抑えようかな、そう思ったときだった。
すぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ〜んっ!!
いつにも増して見事なスリッパさばきで・・・・・・・あぅ・・・・・・。

神様、どうか願い事が一つだけかなうなら。
おはようのちゅうぐらいさせて下さい。
本当の本当にお願いです・・・・・。

ほんとにおひさな小説でした・・・・・。
しかも10分でかいたもの。そんだけの時間でかけるんだったらもっと書けよと言われそう。あはは、言われても仕方ないですねぇ。
これから気をつけます、はい・・・・・σ(^◇^;)