彼氏の名言?

リナ=インバース、18歳。
やわらかな栗色の髪に紅く強い瞳。
誰もがうらやむパワーと美貌、そして頭脳。
天はあたしに二物も三物も与えたらしい。
が・・・・しかぁ〜し!!
どうやらあたしは彼氏に恵まれなかったらしい・・・・・・。
今日も学校に行けば彼氏に会う。
あたしにはそれが憂鬱だった。
時計を見るとすでに8時。
「・・・・・・・・はぁ、いくか」
重い腰をあげて、いざアストラル学園へ。

ピーヒャララァ〜、ピーヒャララ〜♪
いつもお決まりの力の抜けるチャイムが鳴り響いた。
どうにかなんないのか、この音・・・・。
「あ、キタキタおやじ・・・・・・・・・」
あたしの前を歩く一人のはげ親父。
れっきとしたうちの学園の校長なのだがなぜか腰みののみで上は真っ裸だったりする。
頭に変な飾りもついてるけどこれは描写が難しいのでパス・・・・。
某マンガのきゃらに似ていることから生徒たちからキタキタ親父と呼ばれて結構人気者であったりする。
「おっはよぉございまぁ〜す」
後ろから声をかけたあたしに反応してキタキタ親父が振り返った。
くるりんっとこしみのが舞い、さ・・・さわやかな笑みとともにごあいさつ。
「おぉ、リナ=インバース君!気持ちのいい朝だね」
心の中であんたにあわなければねと思いつつも極上スマイルでその場を去った。

ガララララ
「おは〜」
元気なく入ったあたしに、すぐさまアメリアが近寄ってきた。
「おはようございます、リナさん♪なんか元気ないですね」
「実はきのうさぁ・・・・」
「あ、もしかして・・・・・・・・またゼロスさん?」
わかった顔でうなずいたアメリアにあたしは付き合いの深さを感じる。
まぁ幼稚園から一緒だし、妙に勘が鋭いしねこの子。
「で、今回はなんていわれたんですか?」
詰め寄ってくるアメリアをすり抜けて、とりあえず机にかばんを置く。
そのままいすに腰掛けると、向かいの席にアメリアが座った。
どこから取り出したのかぽっきーを手にもって。
「・・・・・どっからだした??」
「乙女の秘密じゃないですか♪」
「それはあたしのセリフじゃぁ・・・・・・・?」
「気にしない気にしない♪で?今回は何を?」
おもしろがってるな、アメリアは・・・・・・。
目が明らかに面白がっている。
そういうあたしもあんまり深刻な顔はしていない。
まぁ、最近は慣れてきたしね・・・・。
「実はさ、昨日・・・・・・」
「昨日?」
ぽっきーをポリポリかじりながら先を促されても困るぞ。
そんなことはちっとも気にせずあたしにぽっきーを差し出す。
とりあえずもらっとこうかな、おいしいし。
ポリッ
「ちゅうしたのよ」
「・・・・・うぐっ!?・・げほっ!な、なぁ〜んですってぇぇ!!!本当ですか?」
「ちょっと!大きい声出さないでってば」
案の定教室中の注目を集めている。
二人で苦笑いして頭を下げた。
「あはは・・・気にしないで皆・・」
「アハハハ、ぽっきーがつまっちゃって・・・」
とりあえず再び教室にざわめきが戻った。
それを確認してからアメリアに一撃!
「うげっ・・」
「で、そのあとにそのムードのまま・・・・」
「あ、もしかして・・・・」
ぽっとほほを赤らめて目をそらされた。
「違う違う」
おそらく彼女の想像はやらしい方向へと飛んでいることだろう。
そんな事実は全くない。
それだけは断言しておきたい。
「え〜。ほんとにぃ〜?」
「ほんとだってば」
「それで疲れてるんじゃないんですかぁ?」
ふたたびぽっとほほを紅く染める。
「違うのよ、その後あいつがあたしの耳元で」
「耳元で?」
「『あなたを幸せには出来ませんけど僕は幸せです』って言い放ったのよ・・・」
「え・・・・・・・・・なんて勝手な」
「でしょう?」
「その後はまたいつも通りに?」
「えぇ、道端に捨てて帰ったわ」
「・・・・ゼロスさんってかっこいいし優しいですけど、俺様ですよね」
「・・・・・・・やっぱりつきあうのやめようかな」
「いや、そのままつきあってゼロスさん迷言集を作ってください!」
「やぁ〜よ」
「いつもいつもすごいセリフはきますね、あの人は」
「うん、どうにかして・・・」
がくっと机にうなだれたところでまたあの力の抜ける音が鳴り響く。

ピーヒャララァ〜ッピーヒャララ〜♪

ゼロス迷言集、作られる日は近い・・・・・・・・・?

これ、実は彼氏があたしに告白する際に言った言葉だったりします・・・・・・・。
もちろんか弱い女のこなあたしは「おいっ!!」とつっこみをいれましたが。
正しくは「桜牙を幸せには出来ないけど俺は幸せだから」でしたね。
それって男としてどうなんだろう・・・・・????
そして彼はこんなところで暴露されているとは思っていないでしょうねぇ、かわいそうに。
他にも告白場面にはおもしろエピソードがいっぱいだったりします。
友達は爆笑しますね、ほぼ全員・・・・・それもどうなんだろう・・・・・??
さて、次はどんなネタを提供してくれるのやら( ̄Δ ̄;)