〜花〜
花びらのように散りゆく中で
夢みたいに君に出会えた奇跡
愛し合って
けんかして
色んな壁二人で乗り越えて
生まれ変わっても
あなたのそばで
花になろう・・・
「あ、こんなとこに花咲いてるぞ」
珍しくガウリイが花になんて興味を示した。
たしかこれ・・・、どっかの場所にしか咲いてない珍しい花だったような。
と、そこまで考えてすごいことに気がついた。
「ガウリイ!もしかしてあんたこの花しってんの?」
「ん・・・・いや?」
「・・・だよね」
少しだけでも期待したあたしがばかだった。
もしかしたらガウリイの故郷の花かとか思ったのに・・・。
べ、べつにどうしても知りたいわけじゃないしっ!
「でも・・・・・見たことある気はする」
う〜んと首をおもいっきし傾げて言う。
おぉ!?
「どこで?」
「う〜ん、さぁ?」
こけっ・・・
痛いじゃない・・・・・。
「・・・たださ」
「なによ?」
「俺の母親なんだけど・・・・」
「え?・・・う、うん」
めずらしいガウリイのお母さんの話にあたしは興味を持った。
珍しいというか初めてじゃないか?
ちょこっとだけ胸が温かくなる。
素直にこう思う、うれしい、と。
「小さいときに死んじまったんだけどさぁ」
「え・・・」
「最後に俺に言ったのが・・・・・・」
「うん」
「『生まれ変わってもあなたのそばで、そうねぇ、花になろうかしら』って言ってたなぁって思って」
「そっか」
「あぁ、だから俺も精一杯生きて花になるって言ったんだよなぁ」
どこか懐かしむように視線を空へと移した。
その瞳はお母さんを映してるのかなぁ。
声をかけられずにいたあたしはふと思った。
思ったままそのままを口にする。
「お母さんいっぱいだね、ガウリイ」
「いっぱい??」
うん、とひとつ頷いて両手を広げる。
「だってさ、世界中にはたくさんの花があるじゃない?お母さんが花なんだから、たくさんのお母さんが咲いてるわ」
子供じみてるといわれるだろうか?
言ったあとで少しだけ後悔した。
でもそんな心配もいらなかったらしい。
ふ、とガウリイが笑みをこぼして立ち上がった。
そのままあたしを腕の中へ閉じ込める。
こういうときぐらいは抵抗はしない。
「俺もリナと精一杯生きて花になれるかな」
ぎゅっと、あたしを抱き締める腕に力がこもった。
ちょっと息苦しいんだけど・・・・・。
仕方がない、か。
たまには甘えてくるガウリイもいいかもしれない。
でかい図体してかわいいことしてくれる。
「なれるわよ」
あたしはきっぱり、そして優しく言い放った。

なんとなく『花』はきいていてガウリナが浮かぶんですよねぇ。
イメージがやたらとあうみたいで。
この曲を聴き続ける限り書けそう、なんて甘いかな?
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