夢幻なる幸福

「ねぇ、ゼロス」
「なんですか?」
「いつまで一緒にいられるかな」
ゼロスは一瞬困った顔をすると、すぐに笑顔を作ってあたしに答えた。
「ず〜っとですよ」
───ウソ
「そっか、ず〜っと一緒にいてくれるの?」
「えぇ、リナさんが望むなら」
ゼロスは優しくあたしを抱きしめた。
あたしはゼロスの胸に顔をうずめながら幸せに浸る。
「幸せってさ、ある日いきなり壊れるんだよね」
「幸せは壊れやすいですからねぇ・・・」
「壊れやすいのに築きにくいのよ・・・・・」
「・・・・どうしたんですか?今日はなんだかおかしいですよ?」
ゼロスが抱きしめていた腕を緩めてあたしの顔をのぞく。
あたしは今笑っているだろう。
おそらく今まで出1番優しい笑みで・・・・。
「本当にずっと一緒にいてくれるの?」
「はい、ず〜っとね」
あたしは手を伸ばしてゼロスを抱きしめた。
ゼロスは不思議そうに眺めていたが、やがてにっこりと笑うと優しくあたしをマントで包んだ。
そして・・・・・・・。
「・・・・うっ・・・・・く・・・・ほら・・ね?・・・やっぱり・・う・・そ・・なの・・よ」
「わかっていたんですね・・・・・・」
ゼロスが手を離すと、リナはどさっと崩れ落ちた。
その体には、もうぬくもりはない。
「さようなら、リナさん。あなたの仲間はあなたより先に殺しましたから寂しくないでしょう?」
下に倒れているリナに話しかけるが、もちろん返事は返ってこない。
・・・・・サミシイ?
「・・・・・・・あれ?・・・なぜか、体に穴があいたような気がしますが・・・」
ゼロスは自分の両手を前にかざして無表情で眺めた。
「両手が紅く染まってしまいましたねぇ・・・・・・・僕自身も紅く・・・・リナさんに染まってしまった・・」
両手を力なく下ろして、再びリナに目を向ける。
「なぜでしょう?・・・・・僕には心なんて無いはずなのに・・・・・寂しい?」
ゼロスはリナの体を抱き上げると、一緒に闇に消えた。
あとにはおびただしい血の跡だけが残った・・・・・・・。

はっはっは、暗いです!!どうしたんでしょう私は・・・・・・・・。
最近くらいのしか書けないのですが・・・・・・・・。どうしたんだ私!!
前まではコメディしか書けなかったのにぃ〜!?夏休みが終わってしまったからかなぁ〜(××)