刹那
最近僕は考えます、「時間」というものを。
僕達魔族にとって時間なんてないに等しい物で、気にもとめないものです。
だって時間なんて気にしたってし方がないでしょう?
僕達は魔族なのですから・・・・・・・・・。
永遠という時間の中で存在しているのですからね。
しかし彼女はそれを覆しました、少しの遠慮もなく、思いっきり・・・・・・・・・。
いつからか僕の中の彼女が大きくなっていったんです。
僕らは相いれない者同士、しかし惹かれあいました。
先に思いを伝えたのは彼女からです。
「あたし、ゼロスが1番になっちゃった。この想いは消せるものじゃないわ、どうしてくれるのよ」と。
そこで「では責任をとりましょうか♪」と言ったわけなのですが・・・・・・・・・。
実に彼女らしい告白ですよねぇ。
この時から僕は時間という枠にとらわれ始めました。
いくら彼女といても、彼女と時間を過ごしても時間は僕を常に脅かしました。
なぜかって?・・・・・・くすっ、簡単な事ですよ。
彼女を失うのが恐かったんです。
一緒に過ごすその瞬間瞬間が彼女にとっては永遠の様に感じたかもしれません。
でも僕には瞬間ですらないんです。
この先僕は彼女が死んでも存在し続けるでしょう。
その永さに対してこの大切な瞬間はあまりにも短すぎる。
だから考えるのです。いえ、願っているといったほうが正しいかもしれません。
もしこの大切な瞬間がずっと続いたら。
この最もいとおしい刹那的な瞬間が永遠という時間になったら、と・・・・・・・。
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