うそ?ほんと?
「あれ・・・・??ここどこだっけ??」
目が覚めた俺は、そこが知らない場所だという事に気づいた。
今俺が寝ているのは・・・・・・ダブルベットだと思うんだが・・・・・・だって、おっきいし。
なによりの証拠は隣に人のぬくもりが残っているという事!!そして2人分のパジャマが散らばっている事・・・・・・・・。
「・・・・・・・え・・・・っと?」
いやなことを想像して青ざめる。
いやまさか・・・・・・まさかな・・・・・・・。
首を両方にフルフルと振ってみるが、いやな想像は忘れてくれない。
「・・・・・リナにばれたらどうしよう」
とりあえず頭の中を整理してみるが思い出せない。
隣に寝ていたのはリナではないだろう。うん、それは確実だ。
いまだにキスするのだって命がけなんだから。
そうすると他のおんな!?
・・・・・・俺が?
「昨日は飲んでないし・・・・・・飲んでもそんな事するはずは・・・」
なんだ??一体なにがどうしたんだ??
リナは??
そして隣に寝ていたであろう女は??
・・・・・まさか男と一緒に寝てたなんて事は・・・・こころなしかパジャマのサイズが大きいような。
さぁー―――っ。
体中から血の気がなくなった。
や、やめよう、男ではないはず!!
そのとき!!
ドアの向こうに人の気配がした。
『トントン』
ドアがノックされる。
「・・・・・・どうぞ」
あまりの緊張に俺の声は裏返りそうになった。
一体だれが・・・・・・・。
「あ、ガウリイさん起きました?」
「い、いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
「僕が入るなり悲鳴なんてあげないで下さいよ、僕とガウリイさんの仲じゃないですか♪」
「・・・は・・・・はは・・・・・あははははは・・・・・・・・」
「変な人ですねぇ、どうかしたんですか?」
「ちょっと変な事聞くんだけどさ、俺と一緒に寝てたのは誰だ?」
一瞬きょとんとしたゼロスだが、にっこり微笑むと俺にとどめをさした。
「・・・・・・・・恥ずかしい事聞かないで下さいよぉ。僕の口から何を言わせたいんですか、ガウリイさん」
「・・い・・・・いや・・・・・」
「あ〜んなことや、そ〜んなことまでしたのに物足りなかったんですか?」
「・・・・・あ〜んなこと・・・・・・・そ〜んなこと・・・・・・・・・・」
「仕方ない人ですねぇ」
ふぅっと形だけため息をつくと、ゼロスは俺の寝ているベットに腰をかけた。
そのまま俺の首に手を回して・・・・・・・・・・
「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあああああああ!!」
ここで俺の意識はなくなった・・・・・・・。
べしっ!
「・・・・いたっ!え?え?」
なにかに叩かれて、意識が戻った。
目の前にいるのはリナ。
手には特大ハリセンが握られている。
「久しぶりの野宿でただでさえ寝にくいって言うのにいきなり叫ぶんじゃないわよ!!」
「え??」
「あのねぇ!ようやくあたしは寝つけそうな所だったのよ?そこにあんたが『いやだぁぁぁっぁぁ』とか叫ぶから目が覚めちゃったじゃない!!」
「そっか・・・・・・・夢だったんだ、ははっ・・・・・・ははは、そうだよな」
「なにが夢よ!!もう静かにしてよね、あれ?あんた首筋のそのあざなに??寝る前まではなかった気がするんだけど」
そう言って俺に鏡を見せるリナ。
鏡に映っているのは・・・・・・・・・・・キスマーク。
「い・・・いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」
「・・・・・・・・・・・・・それはこっちのセリフよ!ドラグスレイブ――ッ!!」
ちゅど〜ん!!
「ふふっ、暇な時はやっぱりあの二人で遊ぶのが1番ですねぇ」
闇に紛れたゼロスがくすくすと笑いながらガウリイの吹っ飛ぶさまを見ていた。
「え?真相?そんなの秘密に決まってるじゃないですか♪」
こうしてそれぞれを夜はふけて行く・・・・・・・・・・・・・・・・。
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