歪み
〜錯覚〜
ふと目が覚めて、隣に彼がいる事に安心した。
「いなくなるわけないか」
変な不安が胸にたまっていたが気にしない。
これは現実、彼はいる。
そしてあたしは再び眠る。
ふと目が覚めると、すでに日は昇りきっていた。
もちろん隣には彼が・・・・
「・・・いない?」
あたりに金色を探して、そして気付く。
「だれをさがしてんのよ、あたし」
ずっと一人で旅してきた事を思い出し、まだ寝ぼけている頭を恨む。
こっちが現実、あたしは一人。
やる事もないので、あたしは再び眠る。
どうしてこんなにも人は次の日起きる事を信じて簡単に眠れるのでしょう?
もしかしたら2度と目覚めないかもしれないのに。
「あなたはすでに僕の作った空間の中なんですよ?」
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