ぶちきれリナちゃん
<後編>
「こういう陰険なやり方は私は嫌いだ。出来る者なら大目に見るが、君は出来ないだろうし」
「・・・すいませんね!・・・イライラ」
・・・・これ以上言われたら我慢の限界かも。
しかし、とどめの一撃を言ってしまった。
「なんだその言い方は!せっかく話してやってるのに。少しはありがたいと思わないのか?」
・・ピキッ・・・・
きれた事にも気づかないでハゲ頭は更に油を注ぐ。
「まあ、確認テストをすればわかる。どれだけ自分は愚かな事をしたのがかな」
・・ブチブチッ!
もう、あったまきた!
いくら優しいこのあたしでもここまで言われたら許さん!!!
増幅付きの竜破斬でぶちのめす!!
「おい!また聞いていないのか、下なんか向いて!!これだから」
「せんせ〜い、ふふふ(妖笑)」
「何がおかしい、それとも嫌味か?まったく、陰険なやり方だ!」
「・・・・・呪文省略手加減無し怒りの増幅付き竜破斬〜!!!!!」
バカ講師はもちろん、建物と巻き込まれた生徒数十名がお空の彼方へぶっとんだ。
「っはあ、すっきり!」
「すっきりじゃないだろ」
ぎくっ・・・・・・
後ろからいきなり聞きなれた声がした。
そう、よ〜く聞きなれた声が・・・・・・。
いつもより低い怒気をはらんだ声。
やばいかも・・・・。
あたしは誤魔化すことにした。
「あれ?ガウリイじゃない、偶然ねぇ。宿屋にいたんじゃなかったのぉ?」
「誤魔化すなよ」
「何の事?さぁ、早く帰りましょ!」
そのままあたしはガウリイの腕をつかんで帰ろうとする。
が、全くガウリイは動かない。
「だから講義なんてやめとけって言ったのに」
やれやれと言った風にガウリイは呟いた。
「だって講師があんまりにやな奴だったんだもん」
「俺がいないとすぐにこうなんだから」
むかっ
別にガウリイがいなくったってちゃんと出来るわよ。
「なによそれ!べつにあたしは一人でも平気だもん」
「はいはい、怒らない怒らない」
その瞬間、あたしの唇にあたたかいものが触れた。
・・・・・・?
「ほらいくぞ、リナ」
今度はガウリイがあたしの腕をつかんで歩こうとする。
「う、うん・・・・」
てくてくてくてく・・・・・
「ねぇ、ガウリイ〜」
「ん〜?」
「今・・・キスしなかった?」
「したよ」
けろっと答えるガウリイ。
あたしの頭は更にパニックに陥る。
「わかんなかった?じゃ、もう一回・・・・ちゅっ 」
再びあたしの唇にあたたかいものが触れる。
しかし、今度のはすぐに離れなかった。
「・・・!?・・・ん!!・・・んっ・・・」
必死に離れようと試みるのだが、力がかなわない。
「・・・っはあ、もう怒りもおさまっただろ?」
またもやけろっと言う。
こ〜い〜つ〜はぁ〜!!!!!
呪文でぶっとばしたいところだが、体に力が入らない。
今もガウリイに支えられてやっと立っている状態だった。
くっそ〜!
いつか絶対仕返ししてやるぅ!!!
あたしは心に固く誓ったのだった。
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