いつもそばに

珍しく盗賊いじめに行かなかった平和な夜、なぜかリナはうなされていた・・・・。
上から重圧がかかってでもいるような感じだ。
「う〜・・・・・重いぃ・・・・・」
それもそのはず、ゼロスが上に乗っかっているのだから。
なぜか行儀よく正座までしている・・・・・。
表情は暗いせいでよくわからないがどうせいつもの笑みを浮かべているのだろう。
(ふむ・・・・。まだ起きませんねぇ)
ゼロスは首をかしげる。
リナの上に乗ってからかれこれ20分くらい経っている。
ゼロスとしてはリナがすぐに起きると思っていたのだが・・・・・・・。
自分で起こすのはつまらないらしく、全く声をかけない。
一体何がしたいのだろう、このプリーストは・・・・・・?
そのうち飽きてきたのか、ゼロスはふわりと浮き上がり闇の中にとけてしまった。
ゼロスの気配が完全に消えると、リナはゆっくりと起きあがった。
どうやら最初から起きていたようだ。
「全く、か弱い乙女の上に乗るなんて!!今度会ったらとっちめてやる!!」
しかし、気が納まらないリナはベットの上の枕をぼこぼこ殴り投げつけた。
──が、枕はどこに当たらずに宙に浮いたまま止まってしまう。
「なっ!?・・・・・まだいたの、ゼロス!!」
「はい♪だめですよ、やつあたりなんて」
声と共にゼロスが姿をあらわす。
リナは心の中でそっと舌打ちする。
(甘かった!!最初からこれを狙ってたのね・・・・・)
が、顔には出さずになにも知らない振りをする。
「で、なんか用?」
「つれませんねぇ、忘れた振りをするなんて。でも、そこがまたかわいいですよ♪」
恥ずかしいセリフをさらっと言うと、リナのところまでゆっくりと近づく。
「なんの事?」
まだしらを切るリナだが、頭はパニック!!
(ど、どうしよう・・・・・)
ゼロスはくすっと笑うと、滅多に見せない紫の瞳を開いた。
「約束したでしょう?」
そう言ってリナのほおに手を添える。
リナは一瞬びくっと震えたが体が動かなかった。
「リナさんが少しでも寂しいと感じたらすぐにリナさんの所に現れますって」
「別に寂しいなんて思ってないわよ」
平然と言いたかったが少し声が小さくなってしまう。
ゼロスはもう一方の手もリナのほおに添えた。
「それと、あなたを手に入れるとも言いましたよね?」
にっこりと微笑むと、そのままリナの顔に近づけ唇を奪う。
避けようと思えば避けられるくらいゆっくりだったが、リナは避けなかった。
ゼロスの冷たい唇を受け止める。
(やっぱり体温はないのね・・・・・・・)
「おや?避けませんでしたねぇ。ってことは、この先もOKですね♪」
「え・・・・・。ちょっと!!・・うわっ、ストップストップ!!」
やめろと言われてやめるようなゼロスではない。
どんどん服を脱がせてゆく。
懸命に抵抗するリナだが・・・・・・・・。
「じゃあ、いっただきまぁす♪」
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