無題

 

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下は『赤』だった。
ふっ…………
上から見下ろす男には場違い…………
本来ただしい『はず』の笑みが浮かんでいた。
「なんで死んでしまったんでしょうね。」
男に下に『ある物』はその顔以外原形をとどめていなかった。
ただ、その以前は活発に笑っていたはずの顔には傷一つなく、
『赤』の雫で汚れてさえいなかった。
男は『それ』を無造作に拾い上げ、
「あなたは………僕が殺すはずたったんです。」
その顔に浮かぶ人外の笑みは…………
その男を…………男などとは言えない存在だと………。
「そう、人に奪われるくらいなら…………僕がっ!
なのに………。」
やるせない響き…………。
言葉の後半はさきほどの笑みとは違う、あきらかな憎悪と……
悲しみが混じっていた。
人には理解しきれないであろう物の手の中に、
いまだおさまる少女の顔が、『男』にはさびしげに笑っているように見えた。
「僕はゆるしません。僕の断りなくあなたを殺した物も、…………あなたも。」
そして、『男』の体が浮かび、
月の光りが…………雲に隠れるように………消える。
もう笑顔さえ浮かべることのなくなった。
……………少女とともに。

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僕は『赤』が好きだった。
……………あの人を思い出せるから。
みずから『赤』を作った。
……………あの人は手に入らないから。
どの『赤』もあの人の『赤』にはかなわなかった。
それでも………『赤』が見たい。
………『赤』は美しい。
ただ………、あの人の『赤』を見た時は………
「なぜですか?………なぜっ。」
『赤』が………いつもと違って見えた。
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桜牙はこう言う雰囲気の小説は好きです♪
ん〜、なんともいえずいいかんじ!
どうもありがとうございました、こんなものもらっちゃうなんて♪