思い
夜の闇を象徴するかのような月が私を照らしている。
いまゼロスはどこにいるのだろう。
どこでなにをしているんだろう。
私は人間、ゼロスは魔族。
いっしょにいたい。共に生きていきたい。
けしてかなはない望み…。
なぜかひかれてしまう。あの夜色の瞳に、
吸い込まれてしまいそうなかんかくが生まれる。
あの瞳をもう一度みたい。
あの唇がもう一度私の名を奏でてほしい。
それは、不可能なことだ。
分かっているはずなのに。
なんで私は人間なんだろう。
魔族だったら、ゼロスとむすばれたかもしれない。
けれど、もし私が魔族だったら、ゼロスとは出会はなかっただろう。
人と魔、もっとも違う存在。
わたしは生をもとめる。
ゼロスは滅びをもとめる。
いつかは戦はなくてはいけないのかもしれない。
あいつとは戦いたくない。
会いたい。そして伝えたい。この胸の思いを。
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