旅立ち
ゼフィ―リアの姉妹C
あぁ・・またまた・・日数あいてしまいました(T-T)
りせいがそれを阻むのか(なんかちがうぞ)まったく・・・
がんばって書いてもぜんぜん遅いぐっち草。で、でも!とうとう・・最終話ですう!
ううっ、ここまで付き合ってくださったあなたに感謝の嵐です♪(これはおれが打ったんだ――――-)
赤い夕暮れの光が映し出された天井が最初に目に入る。
「・・・・う・・・」
ふと気がついたら、ベッドの上だった。
そう、いつものあたしの部屋―――
―――包帯の薬臭いにおいが充満している以外は。
何が・・・・・あったんだっけ・・・・
身体をよじる。
「っつ・・!」
この、はしる痛みが今日起こった何もかもを物語っていた・・・
だけど。
もう、くやしがる気力さえ残っこてはいなかった。
ただ、何故か涙がとまらなかった。
何故に泣けてくるのかはよく分からなかったが。
「起きたの?リナ」
いつのまにか、ドアの前にね-ちゃんが立っていた。
「ね-ちゃん・・・」
いつもなら、こんな泣き顔なんか見られることはないのだろうが。
身体が痛くてとても動けない。
あたしが心のなかで葛藤しているうちに、ね-ちゃんはこっちに来てベッドの端に座った。
そして、すぅうっと息をすって、
「リナ、なんて無茶をするの!禁呪よ、あれは!!あんた、昨日から丸一日寝てたのよ、全治一ヶ月ですって!未遂で止まったから死ななかったけど、完全に自殺行為よっ!!・・・・なぜ、あんな魔法をつかったの?」
そういって、ぴたっと話を切った。
いつになく真剣な目線で。
それにつられて、つい素直な言葉が出てくる。
「あたし、強くなりたかったの・・・ね―ちゃんみたいに・・・だから、何かの形で、ね―ちゃんを超えたかったのかな・・・・・・・でも!」
もうここまで来ると、自分が悪いのが分かってても意地になってしまう。
「・・・・・・・何の為に強くなるの?リナ」
「何って・・・・・認められるために・・・かな?」
「その後は?」
「・・・・・・・・・・・・・」
ふっと表情を崩すね-ちゃん。
「私は、私の為に。守りたい人のために、強く在るの。だけど、力だけが・・・・強さなのかしら?あんたはまだそれをよく知らないのよ。・・・・リナ、世界を見てきなさい。きっと私より強い人なんてざくざくいるわよ!旅の中で何かわかったらいつでも帰ってらっしゃい。ちゃんと待っててあげるから―――」
ふっ・・
あたしは小さい笑みをこぼした。
やっぱり・・ね-ちゃんには・・・
「・・・ごめんなさい・・・」
―――――かなわないな・・・・
「・・・・な―にいってんのよ!こ・れ・か・らが大変なのよぉ〜」
「え・・・?!」
「壊した講堂の始末に、来賓の怪我の手当てでしょ、そのほか遠くはセイル―ンからも『爆音が寿命を縮めたよ―な気が』などなど苦情の手紙エトセトラ・・!あ、それと。私のモ―ニングスタ―の代金は出世払いでいいわよっ♪」
とりあえず。
紅い光の中、太陽のように温かい微笑みが、あたしをやさしく包んだ。
「ん・・・・」
空を渡る涼やかな風が、あたしの髪をそっとなでていく。
もう夕方になっちゃたのか・・・。
なんのことはない。
次の街へ行く途中にでっかい野原があって。そこで、連れと一緒に昼寝してたのだ。
・・・それにしても、懐かしい夢だったな・・・。
あの後、かなり周囲の反響がすごかった。
なんでも『失敗はしたが、あれだけのことを考えだすとは末恐ろしい』
とかで、仕官のハナシまででたけど、あたしは全部断った。
そして、旅に出た。
いろんな所で、いろんな人に会った。(人外もいたが)
それなりの・・・いや・・・なんだかよくわかんない経験もした。
まだね―ちゃんより強い奴には出会ってないけど。
―――なんだか少しだけ、分かった気がする―――
守りたいもの、
守られたいもの。
―――――そして何が人を強くするのか。
あたしは、それを見つけたから。
だから。
誰よりも、何よりも強く在るの。
「・・・ね-ちゃん・・・」
何とはなしにつぶやいたコトバは、
夕方の紅い風にとけて、消えた。
・・・・・・紅い・・?
あああっ!しまったっ!!もうこんな時間になってるっっ!!
「ああもう!ガウリイ、とっとと起きてよ!そうじゃないと、今夜は野宿よっ!そうなったら一生うらんでやるんだからねっ!」
ちょっと暮れかかった空の下で。
あたしは、くらげなパ−トナーを起こしにかかったのだった。
|終わりぃっ!|
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