この子誰の子あたしの子!?
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・・・・・はっきりいって何も言えなかった。
目の前にある光景がとてもじゃないけど信じられなかったから。
だって・・・・・・だって・・・・・・・なんであいつが子供を連れてるなんて思うのよ!!
しかも・・・・・しかも・・・・・・しかも〜!!!!!・・・・・・・・・あの顔は・・・・・・。
事の起りはあたしが夕食を食べ終わった時だった。
いつも通りメニューを制覇して気分よく部屋に戻ろうとしたその時にあいつは現れたのだ。
・・・・・・・しかも子連れで!!!
その子は明るい栗色の髪で所々はねている。
そんでもってなかなかの美少女に育ちそうな雰囲気。
華奢な体つきでパッチリとした大きな瞳。
・・・・・そう、あたしそっくりなのよ・・・・。
違うのは瞳の色と髪型だけ。
あたしの瞳は紅。
あの子の瞳は綺麗な赤紫だった。
髪は肩につくかつかないかというぐらい。
まるであたしとゼロスの間に生まれたような姿・・・・・・。
ここではっきりいっておくが、あたし達は断じて何もしていない!!
無罪よ!!本当に無罪なの〜!!!!
あいつが最初に言ったのはいつも通りのあいさつ。
「こんにちわ、リナさん♪」
いつもより嬉しそうなのは気のせいだろうか。
いや・・・・気のせいではないだろう・・・・・・。
あたしはどうしても気になる事を先に聞く事にした。
「その子は誰の子?」
ゼロスはにっこりと笑うとまず自分を指差した。
そしてそのままその指はあたしの方向へ・・・・・・・。
「見てわかりませんでしたか?おかしいですね〜、こんなによく似ているのに」
「ね〜ね〜、パパ。この人がセレスのママなの?」
どうやらこの子はセレスと言うらしい。
てっきり『ゼレス』とか『ゼリス』とかだと思ったわ・・・・・・。
「そうですよ、セレス。顔があなたとそっくりでしょう?」
最後のセリフはリナに向けられたものだった。
急に話を振られて驚いたリナ。
返事がしどろもどろになってしまった。
「え?あ?そ、そうかもね〜」
「さあ、セレス。ママにごあいさつしてくださいね」
「は〜い♪はじめまして、ママ!!セレスっていうの!!」
セレスはリナの前でぴょこんとお辞儀をすると、かわいらしく笑ってみせた。
「はじめまして、セレスちゃん」
とりあえずは挨拶をするリナだがまだ納得がいかない様子。
それもそのはず、リナには子供など生んだおぼえはないのだから。
セレスは3歳から4歳ぐらいに見える。
その頃あたしはゼロスに知り合ったばかりだし、子供ができるようなことはしていない。
・・・・・・もしかして寝てる間に?
・・・・・んなわけないか、いくらなんでも気づくわよね〜。
「ねぇ、ゼロス。あたしは子供を産んだおぼえはないんですけど?」
「はっはっは、細かい事なんて気にしちゃいけませんよ」
「きゃははは♪セレスはママの子だよ。僕知ってるもん」
「え?男の子なの?」
リナがきょとんとした顔でいった。
「えぇ、もちろん男の子ですよ。髪を短くしたんですけどそれでも女の子に見えますか?」
「見えるもなにもあたしそっくりの顔なのよ?女の子だと思ったわよ」
「みんなは可愛いっていってくれるよ、ママそっくりねって♪」
セレスは嬉しそうに話す。
・・・・・・ん?ちょっとまて!!
「どういうこと?この子は今までどこにいたの?」
「それは秘密です♪」
「秘密だよ〜♪」
ゼロスに加えてセレスまで同じセリフを言う。
あたしは頭が痛くなった。
これからどうなるんだろう・・・・・・・・・・・。
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