自覚と成長
いつも考える。
あたしは普通の女の子より免疫がないと思う。
でもこれは・・・・・・・・・・あたしらしくないのかな?
ほら!また触れた。
そのたびにドキッとしてしまう。
でもなにも言わない、いや言えない・・・・・・。
前になにか言いたくてじっと目を見たことはあるけど、恥ずかしくなってすぐにそらした。
でもガウリイは不思議な顔をしただけでなにも言わなかった。
そう、ガウリイにとってはたいしたことじゃないのよね?
でもあたしには・・・・・・・・。
あ、触らなかった。
コップをもらったときにガウリイの手はあたしに触れなかった。
コップのぎりぎり下のほうを持って渡してくれたから。
・・・・・・・・・・・・なんかもやもやする。
なんでだろう?
「リナ?」
あたしを呼ぶときガウリイは自分の顔をあたしの目の前まで持ってくる。
もちろんにっこりと笑いながら。
「な・・・なによ!?」
思わず怒っているような口調になるのは、このせい。
だって・・・・・・・なんかはずかしいじゃない。
いきなり顔がドアップで来るのよ?
こんなこと気にするのはあたしだけなのかもしれないけどさ。
あ、ガウリイの手が近づいてきた。
手にはおかしのはいった袋を持って。
また触れるのか触れないのか気になって、じ〜っとガウリイの手を目で追った。
「ほらっ、これ好きだろ?」
そう言って渡された袋をあたしはガウリイの手に触れないように取った。
ガウリイが少し首をかしげる。
・・・・っ!
あたし不自然なことした!!
「あ、ありがとね!!それじゃっ、いきましょ?」
「よし、行くか」
・・・・・・・・・・ガウリイは何もなかったように返事を返してくる。
どうしてあたしだけこんなに動揺するの?
どうしてガウリイはなにも言わないの?
だって不自然じゃない。
どう見たってあたしの行動はぎこちないじゃない。
もう・・・・・・・わかんないよぉ・・・・・・。
ポンポンッ!
頭にふわっと手が降ってきた。
「・・・・え?」
後ろを振り返ってガウリイを見るけど、笑ってるだけでなにも言わない。
まるでわかってるよとでも言うように。
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