唯一の違い
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「リナ、もしクリスタルの中からこの3人を出したら金貨50枚あげましょう」
・・・・・・・金でつる作戦かい。
世の中でこれほど成功しやすく楽でせこい作戦はないだろう・・・・。
この作戦はお金をいくら出すかで決まるといってもいい。
あいては必ず上乗せしてくるので、最初の額はとても重要だ。
・・・・・・特にリナあいては・・・・。
「100枚ならいいわよ」
・・・・・いきなり2倍にされる。
こういう奴相手の時は弱気になるとどんどん値段を上げてくる。
強気でかまえないと額は膨れ上がる一方だろう。
ゼロスは少しもひるまずに、にっこりと笑いながらもきっぱり断った。
「50枚です!!これ以上はあげませんよ」
「・・・・う・・・じゃあ、99枚!!」
「だめです!」
「95枚!!持ってけ泥棒!!」
「だめですってば!!」
「しゃーない、90枚でどうだ!?」
「50!!」
「89!」
「50!!」
「87!!」
「50っていったら50です!!」
「やだやだやだ!!」
とうとうだだをこねるリナ・・・・・。しかしゼロスは気を抜かずに50枚を守りとおす。
「50枚です!!」
「そんなに少ないんだったらあたしやらない!!」
「これがゼラス様の命令でもですか?」
「・・・・え?」
「これはゼラス様の命令です。リナ、このクリスタルから3人を出してください。いいですね?」
「・・・・命令なら仕方ないわね」
リナはしぶしぶ承知した。
獣将軍である今のリナにとってゼラスの命令は絶対だ。
ゼロスは最初からこう言っておけばよかったと後から後悔した・・・・・・。
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