Missing
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「ただいま〜、ゼロス」
「今日も大量ですねぇ、食料だけじゃなくお宝も♪」
十何日目になるでしょうか、その日も僕は椅子に座ってお茶でも飲みながらリナさんの帰りを待っていました。
いつも通りの時間に帰って来たリナさんはやはり両手に大きな袋を持って満面の笑みでした。
中にはお宝8割・食料2割というところでしょう。
はじめの頃は食料が8割だったのですが、残りは貯めておいたので取りに行かなくてもいいほどあったのです。
まぁ、そこはリナさんですからいくらあってもたりないんですけどね・・・・・・・。
「リナさん、夕食が終わったら散歩にでも行きませんか?」
なんとなく散歩をしたいと思った僕は、わき目も振らずがつがつ食べているリナさんを誘ってみました。
初めは僕に気づいていないのか全く返事をしてくれませんでしたけど・・・・・。
しかし少しするともうそろそろ紅葉の季節も終りだったからか、リナさんは首を縦に振ってくれました。
ぱくぱくぱく!!!
じ――――――――っ・・・・・・
ぱくぱくぱくぱく!!!
じ――――――――――――っ・・・・・
ぱくぱくぱくぱくぱく!!!
更にじ――――――――――――――っ・・・・・・
リナさんの額に青筋が!?
「・・・・そんなにじっとみないでくれる?」
「今更照れなくてもいいじゃないですかぁ、僕とリナさんの仲ですし」
ひゅ〜んっ――――ずぼっ!!びよよ〜ん・・・・・・
リナさんの手から飛んだフォークは僕の頬をかすめてそのまま壁に刺さりました。
案の定リナさんの目はすわっています・・・・・・・・。
「ゼロス、何か言ったかしら?」
「べつにいいです・・・・・・・」
実際は本当に仲がいいわけではないのですが、僕がリナさんを気に入っているのは確かでした。
出来ればこのままずっと一緒にいてもいいなとも思っていました。
リナさんがそのときどう思っていたのかは知りませんけどね。
今もそうですけど、あのころはもっと照れ屋さんだったんですよ。
それはもうおもしろいぐらいに。
あの頃にからかいすぎたから免疫でも出来ちゃったんでしょうかねぇ。
「なにボーっとしてるのよ、散歩に行くんでしょう?」
気づくとリナさんはすでに食べ終わっていて、用意も終わっていました。
僕は特に用意はないのでさっそく僕らは少し肌寒い夜の森へと出かけました。
この少し後で大変な事が起ったのです。
未来を左右するほど大きな出来事でした・・・・・・・。
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