ど〜るす はぷにんぐ
人形が抱きしめられる!?〜くらげの絶叫〜

・・・・・・・・・・で、どっちなんだよ。
さっきからリナは硬直したまま一言も喋らないし、あいつはにこにこしてるだけ。 
いったいどっちなんだぁぁぁぁぁぁ!!!
俺とリナなのか?それともあいつと・・・・・・・・・・・・。
「そう心配するなよ」 
「この状況で誰が心配せずにいられるかぁぁぁぁぁああ!!あほ人形!!」
すぱこっ・・・・・・・・・・・・・ぱしっ!!
リナお得意のスリッパ攻撃は見事片手で止められた。
まぁ、いつもはそんなに痛くないから避けないだけだし。
リナは驚いてるみたいだけどそれほど不思議なことじゃないよな。
「まったく・・・・・・・・・もう少し女らしくしたらどうだ?」
あいつは俺の顔で呆れたような表情を作る。
・・・・・・・・なんかやだな、俺が言ってるみたいで・・・・・・・・。
リナの顔を見ると、やはり傷ついたらしくあいつを睨む瞳にいつもの強さがない。
「そう睨むなよ、な?」
声に笑いが含まれている。
あきらかに挑発だろう・・・・・・・・・・・・・・・・。
リナもそれがわかっているのか、なにも言わない。
ごめんな、リナ。
こういう時こそ守りたいのに・・・・・・・・・・・・。
「さっきまではうるさかったのに今はずいぶん静かだな、挑発にぐらいのってくれたっていいのに」
「・・・・・・・・・ガウリイを早く元に戻して」
「はいはい、わかったよ」
「あ、その前に」
「あ?」  
「なんであんたはまだ何もしてないのにガウリイを戻す気になったわけ?」
・・・・・・・俺にとったら乗っ取られただけで十分何かされたと思うんだが・・・・・・・。
悲しい事に俺の呟きはリナに聞えるはずがなく。
しくしくしく・・・・・・・。
「俺様には人を乗っ取る事よりも戻す事の方が重要だからだよ」
「はぁ?」
「後でわかるさ、それよりそこのテーブルの上にいる白いドレスの人形をとってくれ」
「なんで??」
「いいからはやく」
「・・・・・・じゃあ早く上からどいてよ」
そうだった!!
まだあいつはリナの上に覆い被さってるんだ。
早くどけどけ!!!

・・・・よし、ようやくどいたか。
あいつがどくと、リナはすぐにいわれた人形を渡した。人形になった俺を腕に抱いて。
これでまたもリナのかおが見えなくなってしまった。
そのかわりにあいつ、いや俺の顔が見える。
そしてあいつに渡された人形も見える。
あの人形に何かあるのか?
キスはどうなったんだろう??
「そう慌てるなよ、くらげのガウリイ君」
慌ててるんじゃなくて心配なだけだ!!
「ま、なんでもいいけどね。リナ、この人形の両手を握って」
そういって人形の両手を差し出す。
リナは大人しくそれに従った。
俺をテーブルに置くとゆっくりと手を伸ばしていく。
しっかりと人形の両手を握った時―――――人形が笑った!?
どさっ!
いきなりくずれたリナの体をあいつが支える。
何がどうなってるんだ!!
「大丈夫だ、リナになにかしたわけじゃない」
じゃぁ、どうしてリナが倒れた?
おまえのせいだろ!!いったいリナに何したんだ!!
「大丈夫ですわ、ガウリイさん」
唐突に聞こえてきた声はリナの声だった。
けど・・・・・・・・・・・・・。 
リナはあいつの腕を借りてゆっくりと起きあがるとあいつを抱きしめた。
抱きしめられたあいつは急にパッと表情を明るくしてリナを腕に包みこむ。
そ、そんな・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・なんでそいつを抱きしめるんだぁぁぁぁぁあああ!!!!


感想は
メールか掲示板にお願いします!