ど〜るす はぷにんぐ
あいつはこいつ!?〜くらげ頭パニック〜

俺は一瞬自分の目を疑った。だって・・・・・・・リナが・・・・リナが・・・・・。
目の前にいるリナの形をしたのは誰だ?あれはリナじゃない。
ぜ〜ったいにこんなのリナじゃない!!
あいつならこんなに女らしい物腰なんてしないはずだし、何より俺の偽者に抱きつくはずないよな。
う〜ん、でも見た目は完璧にリナなんだよな・・・・・・・・本当にリナだったらどうしよう・・・・・。
そんな事を頭の中で考えているとあいつらが困った様子で話しかけてきた。
「いや、あの・・・・だから私はリナさんではないんですよ」
「・・・・好きな女なら確信を持って違うって言えよな・・・・・悩むなって・・・・」
え!?やっぱりリナじゃないんだな!!・・・・よかったぁ〜。
「えぇ、リナさんではありません」
「どう見たって違うと思うよ、お前はあんな小娘とは違う」
小娘だぁ?そいつだって同じ姿じゃないか!!
あ!それよりリナはどうした!!あいつに何をしたんだ!!
ガクッ・・・
何でだかわからないがあいつらは二人そろってずるっとこけた。
そして体勢をととのえると俺の偽者が呆れた口調で口を開く。
「・・・・・お前の今の状況はどうやって起こったか覚えてるか?」
俺の今の状況?・・・・って、人形になったことだろ?
理由は・・・・え〜っとぉ・・・・たしかリナとこのホテルに来て・・・。
それからリナが部屋を選んで・・・・鍵を貰って・・・・
「だぁぁぁぁぁああ!!もういい!!」
「くすくすっ、本当にくらげさんなんですね」
・・・・く・・・くらげさん・・・・。
リナの顔でそういわれると違和感がぁぁ〜・・。
「ったく!!お前の体を俺様が取った様に、こいつもリナの体に入ったんだよ、このあほ」
な〜るほど、そうだったのかぁ♪
・・・ってことは・・・あの白いドレスの人形がリナ!?
『・・・・そうよ、今頃気づくなんて』
いきなり俺の頭に響いてきたのは確かにリナの声だった。
口調や雰囲気もそのままだ。すごくリアルにリナの話している様子が頭に浮ぶ。
やっぱり、偽者とは違うよな。
うんうん、やっぱり本物がいい。
『はいはい、自分の世界に入ってるとこ悪いんだけどうるさいから黙っててね、ガウリイは』
そんな・・・やっと話せるのに・・・・。
「くすくすっ」
俺達のやり取りを聞いていた彼女は再びくすくすと笑っておもしろそうにこちらを見る。
『あんたがあまりにもくらげだから笑われたのよ』
「くすっ、いえ、お二人があまりに仲がよいから微笑ましく思っただけですよ」
微笑ましいのか・・・・・?
「ところでリナさんは元に戻る方法を聞きたいのでしょう?」
『えぇ、そうよ。どう言う事か説明してちょうだい』
う〜ん、いつものリナなら怒鳴っている所だと思うんだが・・・・・・。
俺の頭の中に響く声を聞くと、リナは怒りを抑えている様な感じがする。よほど頭に来たのか?
普通なら怒鳴るだけじゃすまないよな、呪文をいくつかぶっ飛ばして辺りを地獄と化し、関係のない人達まで攻撃して・・・・・。
挙句の果てに賠償金を請求するんだろうなぁ。
ぶるっと体を震わせた俺に、ぞくっとするような声が降ってきた。
『がうりいく〜ん?』
あ・・あはは・・・やべ・・・・。
『全部聞えてんのよ、このくらげっ!!』
やっぱし・・・・・・。
「本当に馬鹿なんだなぁ、お前って」
「こんなに秀麗なお顔をなさっているのに・・・・・・」
偽者のやつらが気の毒そうにこちらを見つめている。
そんなに哀れんだ顔されても、ちょっと・・・。
それにリナの顔でそんな表情されると困るんだよなぁ、胸がいたむから。
『ほえ?なんで??』
うわぁ!!そっか・・・リナにも聞えるんだった・・・。
どうも頭で考えてる事が直接伝わるっていうのは慣れない。
はぁ・・・・・・・。
『なんか妙に落ちこんでない?』
そぉか?
『うん』
だって、早く元にも戻りたいしさ。このままだと俺の気持ちが全部・・・・・・。
『あ、忘れてた。ちょっとあんたらはやく元に戻してよ』
そうだそうだ、もとにもどせ〜〜〜!!
「いや、二人の世界にいた様だからほって置いただけだ」
「そうね、邪魔するとなんとかに蹴られて死ぬっていいますし」
『そんなのどうでもいいから早く戻して』
急にまじめな声になったリナ。何かに焦ってる・・・・・?
「そうですね、お話しましょう。私達の全てを」
「俺様達は実は・・・・・」


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