ど〜るす はぷにんぐ
獣神官のプライド〜敵を欺くにはまず味方から〜

右手にワインの入ったグラス、左にタバコを持ちながら座っている女性が一人。
右手のワインを揺らしつつ、どこか遠くを見つめタバコをふかす。
ふー――――――――――っ
(・・・あら、連れてきちゃったのね・・・・・・)
女性の瞳の焦点が合い、近くの一点を見つめた。
すると突然空間が歪み、ばんっと大きな音と共に人影が現れる。
「ただいま戻りました、ゼラス様」
後ろに偽リナを従えたゼロスが軽く頭を下げる。
同じく偽リナも深深と頭を下げた。
「おかえり、ゼロス・・・・・え、え〜っとそちらの名前はなんだったかしら?」
知っていながらもわざと聞くゼラス。
偽リナはにっこりと微笑み名を語った。
「獣神官ゼロス様に創って頂きましたパペットと申します」
「そう、パペットだったわね」
「はい、人にとりつくことしか能がない私ですが少しでも貴方様のお役に立ちたかったです」
「十分役に立ってるわ、大丈夫よ」
「しかし・・・・・今回は失敗してしまいました、申しわけありません」
「ま、その事は気にしなくて良いわ」
「はい、ありがとうございます・・・それで・・・あの・・・」
ちらっとゼロスを見るパペットはその先を言えずに口篭もった。
自分が話してもよさそうな雰囲気になったので、ゼロスは遠慮がちに口を挟む。
「・・・・・・一体どう言う事なんでしょうか?僕には全くわからないのですが」
もちろんゼラスには困ったような表情を向けるがパペットには睨みをきかせている。
パペットはびびりながらも口を開いた。
「あ、あの、ゼロス様に今回の事は・・・・・・・」
「言ってなかったわよ」
さらっと言ってのけたゼラスに、パペットはまともに顔色を変えた。
そしてゼロスに精一杯の誠意を見せながら一礼をした。
「ゼロス様、今回の事は―――」
「私から説明するわ、あなたはわるい事はしてないから♪わるいのはゼロスよ?」
「・・・・・どう言う事でしょう?」
「それはこっちのセリフよ、なんでパペットを連れて帰ってきたわけ?」
「なぜといわれても・・・・」
「ゼロスが邪魔しなければこんなまどろっこしい事にはならなかったって言ってるの」
「じゃあ、こう言う訳ですか?獣神官である僕をすっ飛ばしてパペットに命令をしたと」
「ま、そうなるわね」
ゼラスにはっきりと言われたゼロスはかなりショックを受けた。
ショックと言うよりも、プライドを傷つけられたのかもしれない。
獣神官である事を自負していた分、傷は深い。
この事がゼロスを非行の道へと走らせる事となる・・・・・・・・・。


いやぁ〜、なんかしらないけど長くなってますね。
これでは長編小説にいれた方が良いのでは・・・・・・・・・・・・・・・σ( ̄∇ ̄;)
ちなみにあと2,3回で終わりますので安心して下さいね。

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