光輝 揺らぐ
ふよふよふよ―――
あたしはレイウィングからレビテーションに切り替え、森の上を飛んでいた。
もちろん目当ては盗賊さんのアジト探し。
昼間ちらっと噂を聞いただけだからどんな規模の盗賊なのかは知らないんだけど・・・・・・。
ちょ〜ぉっと名前が気に食わないのよね・・・・・・。
きょろきょろっと下を見まわすと。
「・・・・・・・ふっ、見つけたわ♪」
にぃっと口を吊り上げて、あたしはゆっくりとその場に降り立った。
「こんばんわ〜、破壊と死をお届けにあがりましたぁ」
かわいらしい声と共に、両手は握って口元へ持っていく。
少し俯き加減で相手を見上げるようなこの角度!
・・・・・・・完璧だわ、あたし♪
けれど・・・・・いくらかわいいあたしが言ってもかなり物騒なこのセリフに居眠りしていたみはりさんがた数名が一気に目を覚ます。
「・・・・はっ!なんだ今の声は!!」
「ふざけやがって!!」
「・・・・・せっかくねてたのによぉ・・・・・」
あんたら他にいう事ないんかい・・・・・・・・・。
どこからどうみてもよくいる三流盗賊さん。
だ・け・ど、とある理由からあたしはこの盗賊団を完璧につぶす気だった。
―――――とある理由、それは・・・・・・
「俺たちを誰だか知らないのか!?」
「知ってるわよ?だからつぶしに来たんじゃない、むかつくのよね〜」
「なんだとぉ!!俺たちは由緒正しい清く正しく美しくをモットーに日々盗賊業営んでいる――」
「ガウリン・・・・・・・でしょぉ?」
口の端を引きつらせながらもあたしはその名を口にした。
「おうともよ!」
「ふっふっふっふ・・・・・ふふふふふふっ、誰がそんな名前にしたのかしら?」
「聞いて驚け!我等がガウリン盗賊団のお頭、ガウリス様の奥方様だぁぁぁああ!!」
「・・・・・・へぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、ガウリスだから略してガウリン?」
だんだんと胸のむかむかが抑えきれなくなってくる。
ガウリンよガウリン!!あいつを彷彿とさせる嫌な名前よね。
・・・・・・・つぶす、徹底的につぶす。
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