光輝 揺らぐ
あたしが下を向いてぶつぶつと言っていると、それを恐怖のためと勘違いしたバカどもがぽんっと肩に手を置いた。
「なっ?早く家にかえんな、俺達ガウリンは無駄な暴力は振るわねぇんだ」
ガウリンガウリンって連呼されると余計に腹が立つ。
やっぱり綺麗さっぱりつぶすべきよね、あたしの為に。
「・・・・・ガウリイのバカ!!ファイアーボール!!」
「うわっ!!」
あたしの肩に手を置いていた盗賊Aがどこか遠くへ吹っ飛ぶ。
BCDも慌てて構えるが、おそい!!
「ガウリイなんかだいっきらい!!フレア・アロー!!」
「うぎょえ〜〜〜!!」
三人まとめてダウン♪
物音を聞きつけて、中から出てきたほかの奴らも巻き添えをくっている。
「まだまだぁ、ガウリイのくらげ〜!!フリーズ・アロー!!」
「うきょえ〜〜〜!!」
「・・・・がくっ・・・」
半分氷づけ。
不細工な氷の彫刻がずらりと並ぶ。
そしてその隣には服に火がついてあたふたしている集団。
・・・・・ふっ、ガウリンなんて名前にするからよ
しかし、あたしのイライラはまだおさまらなかった。
まぁ、これが八当たりだっていうのはわかってるし、八当たりをした所で何も解決しないのもわかってる。
だ〜け〜ど〜、こうでもしないと・・・・・・・・健康に悪いし♪
「ガウリイの鈍感!!ドラグスレイブ――!!」
どごぉー――っ!!
親分ガウリスが出てくる前に、盗賊団ガウリンのアジトは壊滅した。
「・・・あ・・・あくまだ・・・・」
「失礼ね、リナ=インバースよ」
ぴきっ・・・・・・
あたしの名前を聞いて、まだ生き残っていたラッキーな奴ら全てその場に倒れた。
・・・・おいおい・・・。
「・・・・みんな!死んだフリをするんだ」
「死にたくなけりゃ倒れとけっ!」
・・・・・・あたしは熊か!!
こそこそと聞えない様に話しているつもりだろうが、全て聞き取れてしまうあたし。
う〜ん、リナちゃんってばエルフ並♪
来た時と同じく、あたしはにぃ〜〜っと微笑み・・・・・・・・・
「ディム・ウィン!!」
「死んだフリしたのに〜〜〜〜!!!!!!」
「お・・・・おやぶん・・・・・・・がはっ・・・」
「あぁ・・・・・・・・・・・・・もうだめ・・・・・」
「・・・・か・・・かあちゃん・・・・」
どごぁぁ――――――――――――・・・・・・・・・ぽて・・・。
全ての盗賊が吹っ飛び、そこらへんに落ちた。
「はぁ、ちょっぴりすっきりしたかな」
「ちょ・・・ちょっぴり・・・・・・・・・がくっ・・・」
しぶとい奴が一言残し、ガウリンは完全に消え去った。
てくてくてくてく・・・・・・・・・。
ここは街頭も少ない夜の町。
へ、変な想像はしないでよ?宿に帰るだけなんだから!!
すけべぇ屋さんになんて行かないわよ。
飛んで帰るにはごちゃごちゃしてて不便なのよね、この町。
「・・・・・・・・シル・・・・・・・・・だから・・・・え?まだ・・・」
どこからか微かにガウリイの声が聞えたような気がした。
「え?まさかこんな所で会わないよね・・・・・・・」
だってここら辺って酒場って言うより、すけべぇ屋さんに近い店が並ぶとこなのよ?
・・・まさか・・・・まさかね。
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