光輝 揺らぐ

リナが気にしていなかったこの声、実はかなり重要だったりする。
「ったく!ほんとに落とすなよ、リナの奴」
おとされたガウリイくん、リナの後を追おうと森の中を走っていた。
そこに頭上から声が・・・??
「きゃぁぁぁぁ」
「うわぁぁぁ」
なにやら金色の何かが落ちてくる様子。
「リナの声に似てる??もしかしてバランス崩したのか??リナっ!!」
落ちてくるポイントを見極めて、そのすぐ下に走った。
リナらしきその物体はよほど高い所にいるらしく、まだ落ちてこない。
「きゃぁぁ・・・・あんたレビテーション使える?」
「う・・・うん・・・・・・・でっでも落ちるぅぅ!!」
「二人いるのか?」
かすかにしか聞えない声だが、ガウリイにはしっかり聞き取れたらしい。
「・・・・い・・いい?・・・・・せ〜の」
『レビテーション!!
 レイ・ウィング!!』
ひゅ〜〜〜!!!!!!!
一気に加速をつけて落っこちてきた片方が、ガウリイめがけて・・・・・・
ごんっ!!
ふわふわ
後から落ちてきた片方が喋った。
「なにやってるのよ!!レビテーションって言ったでしょうが!!」
「間違えちゃった・・・・・・・・・・・いたい・・・」
「あんたこの前もファイアーボールとドラグスレイブ間違えてなかった?」
「うん、そういえばそうだね」
「・・・・・・・ねぇ、あんたがぶつかった人・・・・・・死んでない??」
「え!!」
先に落ちてきた小さい物体、もとい少年がガウリイに近づき脈を確認する。
トクン・・・・・・・・・トクン・・・・・・・・・・
「・・・・・ふぅ、生きてるよでもとりあえず、リザレクション!!」
ガウリイの顔に赤みがさした。
その顔を見てもう片方の物体、もとい少女が目を見開いた。
「ちょっとそれ!パパじゃない!!」
「・・・・・・それじゃあさっき猛スピードで飛んでいったので・・・・・」
「・・・・・・ママね」
「もしパパが追いかけるはずだったら・・・・・」
「まずいわ、未来が変わっちゃう」
「ぼ、ぼくママを追いかける!!」
「ずるいわよ!あたしもパパよりママがいい!!」
「ねーちゃんがいったらママが驚くよ?」
そう言って少年が指差したのは少女の顔。
「・・・・・・・・・そうね、この時代のママが何才かはわかんないけどまずいか」
「僕の方が男だし、髪の長さが違うからいくら似てても大丈夫でしょ?」
そう言う2人の容姿は。
少年の方がくりくりっとした短い金髪に大きくてパッチリとした紅い瞳、少女の方はゆるいウェーブのかかった長く金に近い茶髪で、蒼い瞳。
2人ともリナに似て、華奢な体つきだった。
特に少女の方はほぼリナの色違いバージョン状態。
こうして少年がリナを追いかける事となる。