シェーラちゃん 飴玉大惨事
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ぱくっ・・・・・。
シェーラが飴を口になかに入れてしまった。
「ん〜?変な味ね・・・・うぐっ!・・・」
急に胸がくるしくなり、思わずしゃがみこんでしまった。
何かにつかまろうとして辺りを見まわそうとすると、眩しくて何も見えない。
いや、見えないのではなくシェーラの体が発光しているのだ。
何がどうなってるの?わけがわからない!!!!
・・・・・・こういう時こそあわててはいけないわ。
まず落ち着かなきゃ!
シェーラはとりあえず目を閉じて自分を落ち着かせる。
数秒後、シェーラはゆっくりと目をあけた。
「・・・・え?」
辺りを見ると、まぶしさはなくなったが何もかも大きくなっていた。
服も大きくなっているようだ。
「服はなんとかなるわね」
意識を一瞬集中して服をイメージする。
いつもの着心地がし、服を見てみるとイメージ通りの服になっていた。
「・・・・はあ、どうなってるのよ・・・・」
ゆっくりともう一度辺りを見まわす。
グラウシェラーがいつも使っている黒い机。
いろいろな書類が入った大きな本棚。
何が入っているかよくわからないごみ箱。
お客様用のふかふかした大きなソファー。
そしてフィブリゾがうつっている鏡・・・・・。
いつもと変わらない風景。
変わったのは大きさだけ・・・・・。
「・・・・・ん?」
シェーラは数回まばたきをしてよ〜く鏡をみる。
見た目は人間でいうなら11,2歳。
肩までのゆるくウェーブのしたつややかな黒い髪。
少女のように見えるかわいらしい顔。
これはフィブリゾ以外の何者でもない。
・・・・・何度見てもフィブリゾがうつっている。
「な、な、なんでフィブリゾ様の姿になってるの!!!!」
そう、まわりが大きくなったのではなく自分が小さくなっただけだった。
「フィブリゾ?・・・いや、シェーラか。何をしているのだ?」
シェーラがぼ〜っと放心していると、グラウシェラーが帰ってきた。
一瞬間違えたが、すぐ見ぬくとはさすがはグラウシェラーだ。
「・・・・覇王様ぁ〜・・・・・」
シェーラは泣きながらこれまでのいきさつを事細かに説明した。
最初は聞いてないような顔でふむふむと頷いていたが、だんだん険しい顔つきになってこう言った。
「シェーラよ、もう戻れないかもしれん」
「・・・・・・そ、そんな〜・・・しくしく(涙)」
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