ちびゼロ誘拐事件
グラウシェラーが部屋で妖しげな笑みを浮かべていた。
・・・ふふ・・・ふふっ・・・・・
「ついに計画を実行する時が来た、準備をせねば」
そう言って、片手に持った袋に次々と詰め込んでいく。
詰め込まれたのは風船やおもちゃや飴など、子供が喜びそうなものばかり。
今日の日の為に部下に買わせておいたらしい。
おもちゃを買いに行く魔族の姿・・・・・・・・・。
あまり考えたくは無いかも・・・・・。
それらをつめ終わると、変装を始めた。
まず、20歳前後の姿に変わる。
次にジーパンとTシャツを着る。
邪魔な髪は後ろで一つにまとめた。
これだけ見ると、人のよさそうなさわやか系のお兄さんだ。
が、しかし上に変態コートを着込む。
変態コートとは、変態さんが好んできるコートの事。
中学生が着ているコートとよく似ている。
更にサングラスもかけた。
そこで止めておけば見た目の恐いお兄さんなのだが、帽子もかぶってしまった。
これでは怪しい人・・・・・・・。
「さて、準備はこれでいい。あの子はどこにいるのかな?」
グラウシェラーは机の上においてある水晶に手をかざした。
その途端水晶の中心部に光が集まってくる。
水晶が光でいっぱいになると、景色のようなものが見え始めた。
たくさんの木々。どこかの森だろうか?
そこに小さな男の子がやってきた。
肩までのさらっとした漆黒の髪。
子供とは思えない鋭い紫の瞳。
「おお、ここにいたのか。すぐにそこにいくからな、私のかわいいゼロス♪」
目的を見つけるとすぐに空間を渡った。
・・・・・・・・・・・。
何を考えているんだこのお兄さんは・・・。
Aが見たいな! Bを見てみようかな♪
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